サイトにアニメーションをつかうことによって、表現をよりリッチにすることができます。 今回は、CSS3から使用できるようになったキーフレームをつかったアニメーションについて、ご紹介します。
DESIGNER
A.K.
@keyframesとは、CSSアニメーションの中でキーフレームと呼ばれる任意のポイントで
スタイルを指定することにより、複雑なアニメーションが可能になります。
具体的にどんなことができるのかは、後ほど実例とともに見ていきましょう。
-webkit-や-moz-、-ms-などのベンダープレフィックスは忘れずにつけておきましょう。
◯ animation-name
アニメーションを定義する名前を指定します。
ー 例 ー
animation-name: test1;
◯ animation-duration
一回のアニメーションにかかる時間を指定します。
ー 例 ー
animation-duration: 6s;
◯ animation-timing-function
アニメーションするときの変化の方法を指定します。
ー 例 ー
animation-timing-function: ease-in;
◯ animation-delay
アニメーションが始まるまでの遅延時間を指定します。
ー 例 ー
animation-delay: 3s;
◯ animation-iteration-count
アニメーションを行う回数を数値で指定します。
infinite
アニメーションを無限に繰り返します。
number(数字)
アニメーションを繰り返す回数。
ー 例 ー
animation-iteration-count: 3;
◯ animation-direction
アニメーションを反転させて再生するかどうかを指定します。
normal
毎回、通常方向のアニメーションを行います。
reverse
毎回、逆方向のアニメーションを行います。
alternate
通常再生と逆再生を交互に行います。
alternate-reverse
逆再生と通常再生を交互に行います。
ー 例 ー
animation-direction: normal;
◯ animation-play-state
アニメーションを一時停止、または再開することができます。
running
アニメーションを実行中。
paused
アニメーションを一時停止。
ー 例 ー
animation-play-state: paused;
◯ animation-fill-mode
アニメーションを実行する前後に、スタイルを適用するかどうかを指定します。
none
アニメーションで指定されたスタイルは、アニメーションの実行前や実行後には適用されません。
forwards
アニメーションの最後に適用されているスタイルの状態を維持します。
backwards
アニメーションの最初に適用されているスタイルの状態を維持します。
both
forwards と backwards の両方が指定されます。スタイルはアニメーションの実行前と実行後の両方が適用されます。
ー 例 ー
animation-fill-mode: forwards;
◯ ショートハンドでまとめて指定する場合は以下のような内容で書きます。
animation: name duration timing-function delay iteration-count direction fill-mode
文字だけでは分かりにくいですよね。
それでは実際に実演していくと同時に、どうやってアニメーションを発生させるかを
みていきましょう。
.move_testはいままで説明したものをショートハンドでまとめたものです。
@keyframesの部分で動かしたい要素に0%(スタート)から100%(アニメーション終了)までの間で
CSSを指定してあげます。
.move_test{
animation: test 4s ease-in-out 2s infinite normal both;
-webkit-aanimation: test 4s ease-in-out 2s infinite normal both;
}
@keyframes test {
0% {transform: translateX(-150%); opacity: 0;}
30%{transform: translateX(4%); opacity: 1;}
70%{transform: translateX(4%); color: red; opacity: 1;}
100% {transform: translateX(500%); opacity: 0;}
}
@-webkit-keyframes test {
0% {-webkit-transform: translateX(-150%); opacity: 0;}
30%{-webkit-transform: translateX(4%); opacity: 1;}
70%{-webkit-transform: translateX(4%); color: red; opacity: 1;}
100% {-webkit-transform: translateX(500%); opacity: 0;}
}
いかがでしたか?
今までJavaScriptやFlashでつくらなればいけなかったアニメーションをCSSで簡単に表現し、工夫次第で、CSSだけでもユーザーの目をひく質の高いインタラクション※1※1インタラクションとは、行動とそれに対する反応・応答のこと。
を実現することができます。
IE10以降やGoogle Chrome、Firefox最新版などのモダンブラウザと呼ばれるものであれば、遠慮なくつかえるので、ぜひ試してみてください。
※1 インタラクションとは、行動とそれに対する反応・応答のこと。
今日もあなたに気づきと発見がありますように
画面を回転してください