日本にはすでにパーソナライズドシャンプーブランドが数社あり、急速に成長している最中でした。また、マスから個への転換が進んでおり、他業種も多くパーソナル化を導入していました。多くのパーソナライズブランドが展開されていく中で、ブランドが提供すべき価値、存在する理由などブランドストーリーを明確にしていく必要がありました。問題解決のためクライアントと打ち合わせを重ね、独自の強みをどのように語っていくのか決めていきました。

ブランドの進むべき大きな方向性を確認した後は、ヘアスタイリストと顧客の関係性を旅で表現したいというクライアントからの要望をいかに浸透させていくかを検討していきました。ブランドの顔となるネーミング策定を進めました。今も昔も変わらず美しいと感じる、人が普遍的に美しいと感じるものはなんだろうかという問いを重ね、星座を意味する単語から造作し「CONSTELLA（コンステラ）」と定めました。ロゴマークを作成し、今後の方針を示す言語的、視覚的なブランドアセットの設定となりました。

ブランドのイメージが明確にかたちづくられたことにより、提供する様々な体験の全てがブランドの価値として認知されるようになりました。また、提供するものはシャンプートリートメントだけでなく、ユーザーのインスピレーションを刺激する小説やエッセイをお届けします。CONSTELLAが提供する価値は、モノではなくコト・時を大切にしているため、スタイリストのカウンセリングなしでは購入することができません。ヘアスタイリストと顧客との関係性を強固にし、コミュニティ型コト消費へと昇華しています。